のんびりいこう
パン作りにレース編み・パッチワークキルト、時々ちらりとアメリカンコレクタブルズ。
この日は快晴です。
でもやっぱり少し緯度が高いんでしょうね、
朝はかなり空気がひんやりしています。
今日はいよいよナイアガラに向かうのですが、
トロントからナイアガラは車で約2時間。
午前中に出発しても良かったのですが、
せっかくお天気も良くなったことですし、
もう少しトロントを観光しようかな・・・なんて気分になりまして、
早々にホテルをチェックアウト.。
まず向かったのは、ダウンタウンを南下した所にあるSt. Lawrence Market。
1803年のオープン以来、
トロントの台所として市民に愛されているマーケットです。
通りを挟んで北棟と南棟があります。
南棟の方は市庁舎として使われていた歴史的な建物で、
肉や野菜の生鮮食品のほか、
デリやレストラン、ベーカリーなども充実しています。
・・・が、生憎この日は日曜日。
日曜日はマーケットはお休みだそうです。残念・・・
仕方がないので北棟へ。
昨日夕飯を食べている時に、chisaちゃんから
「日曜日はアンティーク市が開かれているらしい」
との情報をもらったので、足を運んでみました。
所狭しと並んだコレクティブルズの数々。
時折、Fire King、Pyrexの姿も見ましたが、
お値段は少々高め。
いや、カナダドルだから実際はかなり高いか。
ぐるりと一回りして、早々に退散(^◇^;)
当初の予定ではファーマーズマーケットで
朝ごはんを・・・と思っていたのですが、
前述の通りだったので、
マーケットの裏手にあったダイナー風のお店へ。
中の様子を伺っていると、
後ろから老紳士がやってきて、
「朝ごはんを食べるなら、このお店は良いよ」
なんて話しかけて来ました。
その老紳士もそのお店で朝食を摂る予定だったらしく
私達の先に立って、店内へ。
慣れた具合にカウンター席に着いて行きました。
どうやら常連さんみたいです。
私達はテーブル席へ。
私はサンドイッチと本日のスープのセット、
サンドイッチはTuna melt、スープはトマトミネストローネでした。
スープが濃厚でとっても印象的でした。
それと添えられていたトマトがとーっても甘くて美味しかった(*^-^*)
ちなみに量はアメリカと違って適量(笑)
旦那は卵料理とソーセージのセット
卵はTurn overのmedium。
半熟加減が絶妙。
添えられたポテトもほっくり美味しいの。
お腹が満たされた後は、少し西へ歩いたところにある、
「Hockey Hall of Fame(ホッケーの殿堂)」へ。
ホッケーといってもアイスホッケーの事で、
功績のあった選手の名を記録保存しているほか、
それらにちなんだ品、その歴史などが展示されています。
またまたスポーツ観戦好きな旦那はウキウキです。
中に入るとそこはアイスホッケー一色。
殿堂入りをした選手の紹介に、
縁の品などの展示がされています。
とりあえずは、旦那が熱く語ってくれた
「史上最も優れたホッケープレーヤー」
と、認められている
ウェイン・グレツキー
と、
度重なる負傷、そして悪性リンパ腫と診断されながらも
僅か2ヵ月で奇跡的な復帰を遂げた
マリオ・ルミュー
殿堂入り選手の紹介のほかには、
NHL(北米プロアイスホッケーリーグ)全チームのユニフォームの展示、
実際にスティックとパックを使って
シュートや、ゴールキーパーのプレイを体験できる
アトラクションなどもあり、
大人も子供もこのアトラクションに夢中。
なかなか見ごたえのある内容でした。
そして、一番の目玉は
スタンレーカップの展示でしょう。
スタンレーカップとは、
NHLにおいてプレーオフトーナメントの優勝チームに贈られるトロフィーです。
そのトロフィーが、
この「ホッケーの殿堂」に展示されており、
さらに、入場時に手袋を渡されるのですが、
この手袋を着用した形ではありますが実際に触ることができ、
記念撮影をする事もできるのです。
写真で見て分かるように、
金属のバンドが5層になっていますが、
その部分には優勝チームの選手全員の名前が刻まれています。
何年か経って、刻む場所が無くなると
古いバンドをはずし、新しいバンドを組み込むそうです。
その際に外された歴代の古いバンドは
「ホッケーの殿堂」にて保管展示される事になっています。
ちなみに、このトロフィーの展示している部屋の天井が
とっても素敵でした。
たっぷりとホッケーの世界に浸って、
旦那もかなりご満悦。
最初はかなり悩んだけれど、
やっぱり来て良かったね(*^-^*)
「ホッケーの殿堂」を後にして
いよいよナイアガラに向かいますよ~
さて、8月に入ってもうそろそろ夏も終り・・・?
なんてところで、行ってまいりました。
夏のバケーション。
今年はトロントとナイアガラフォールズへ。
私の住んでいる町からだと、
車で行く人も多いのですが(ノンストップで5時間くらい?)、
今回は敢えて飛行機で一度トロントに入り、
そこからレンタカーでナイアガラへ向かうと言うプランです。
朝6時にAllentownの空港からシカゴ経由でトロントへ。
空港内のレンタカーにて車をピックアップして、ホテルへ向かいましたが、
なんと天候は雨!!
慣れない道、音声が割れて何を言っているのか分からないカーナビ((爆)に悪戦苦闘しながらも
30分ほどでようやくダウンタウンのホテルに到着しました。
ホテルに着いた頃は雨もすっかり止んで、青空が顔を出していました。
一休みしてから早速街歩きに出発です。
まずはスポーツ観戦好きである旦那たっての希望で
Rogers Centerに向かいました。
・・・が、地図を見ながらアチコチ立ち寄りながら15分ほど歩いていると、
突然、土砂降りの雨が!!
慌てて近くにあったサンドイッチ屋(?ドーナツ屋)に飛び込みました。
まあ、お昼も食べていなかったので、丁度良かった・・・(^◇^;)
サンドイッチとドーナツ、コーヒーのコンボを頼んで暫し雨宿り。
・・・でも、止まない。
いくら待っても止まない・・・
本当はブラブラと街を歩いて行きたかったのですが、
仕方が無いので、地下鉄を使うことに。
最寄のQUEENという駅からRogers Center近くの
UNION STATIONまで向かいます。
さて、UNION STATIONで地下鉄を降り、
とにかく足をRogers Centerへ向けるのですが、
土砂降りの雨は弱まることも無いまま、振り続けています。
地下街を駆使して、何とか雨に濡れないルートを試みるのですが、
どうしてもRogers Centerの直前からは屋外に出なくてはならないようです。
そして、目的地であるRogers Centerからは、
頭からすぶ濡れの人々が次々こちらに向かってきます。
うわぁ・・・みんな悲惨なくらいビショビショ。
目的地まであと500メートル・・・
意を決して、バケツをひっくり返したような雨の中を進む事にしました。
ゲーム観戦をを終え、
引き返してくる人々と逆行して歩き難い事この上ありませんでしたが・・・。
そしてやっとの思いでRogers Centerに到着。
しかも着いた時にはすっかり雨足は弱まっていました。
どうやら一番ひどい時に外を歩き出したようです(^◇^;)
++ Rogers Center ++
Rogers Centerは世界初の可動式屋根付のスタジアムで
MLBのトロント・ブルージェイズ、
そして、CFLのトロント・アルゴノーツのホームスタジアムです。
スポーツのほか、
大規模な国際会議、展示会、コンサートなどでも利用されるそうです。
スタジアムが出来上がった当初は、
住民からの公募で「スカイドーム」と呼ばれるようになりましたが、
2004年にカナダの大手メディア企業のロジャース・コミュニケーションズによる買収に合い、
2005年から「ロジャース・スタジアム」と名称を変更しました。
さて、ゲームはすでに終わっていますし、
勿論やっていたとしてもチケットは持っていないし・・・で、
取りあえずギフトショップと、
スタジアムに併設されているHard Rock Cafeに行こうと周辺をウロウロ。
建物への入り口があったので、
「もしかしてこの中かな??」
と、入ってしまいましたが、
なんと、そこはスタジアムの中への入り口で・・・
はい、うっかり間違えてチケットも無いのに
スタジアムの中に入ってしまいました(^◇^;)
だって、なんにも規制してなかったんだもん。
(まあ、ゲームも終わった後で、帰る人ばかりだったしね)
ゲームが終了した後だと言うのに、
まだ中は人々でごった返していました。
なにやらすごい行列でみんな何かを待っていたようです。
偶然とは言え、
紛れ込んでしまった事にちょっと後ろめたさのあった私たちだったので
手短に中を見学して
そそくさとスタジアムの外へ。
ぐるりと一回りしてようやく見つけたHard Rock Cafeに入り一休み。
ちなみにここのHard Rock Cafe
写真のとおり、店内からスタジアムの中の様子が見えるんです。
食事を楽しみながらゲームを楽しむことも可能なんですねぇ~。
ちなみに、この写真を撮った時は、
ゲーム終了後のKid's Runと呼ばれる、
「子ども達をスタジアムグラウンドを走らせてあげよう」
と言う、なんとも微笑ましいイベントの真っ最中でした。
Hard Rock Cafeで一息ついたところで、
今度はギフトショップへ。
毎度おなじみピンバッチを購入しました。
雨はすっかり上っていました。
ふと見上げると、そこには・・・
++ CNタワー ++
1976年、カナディアン・ナショナル社が電波塔の目的で建設しました。
高さは553.33m。
2007年まで自立式(支持構造の無い)建造物としては
世界一の高さを誇っていたらしいです。
屋外展望台に、展望カフェ、展望レストランもあるそうですが、
うぅ・・・見上げただけで目眩が(^^ゞ
高所恐怖症の二人なので、特に登る事はせず・・・
さて、再び地下街に戻り、地下鉄に乗って一度ホテルへ。
ホテルに着いた頃にはまた雨が降り出しました。
丁度数日前から、
お友達のChisaちゃんも旦那さんと共に
トロントに滞在中と聞いていたので、
「なかなかそういう機会もないから~」
と言うことで、この日の夕食は一緒に・・・と約束をしていました。
雨足も強くなってきましたが、
連絡を取り合ってchisaちゃん達が滞在しているホテルの前にて合流。
向かうは一路、中華街へ。
勘で飛び込んだお店でしたが、
なかなか美味しいお店でした。
丁度団体のお客さんが入っていたらしく、
お料理が出てくるまで時間がかかりましたが・・・
ずっと「食べたいっ」と言っていたペキンダック(*^-^*)
皮がパリパリで美味しかった~(はぁと)
身の方も細かく刻んで炒めた物をレタスカップで包んで頂きました。
そっちも美味しかった・・・
お腹が空きすぎて、食べ始めたらすっかり夢中になり
写真はこれ↑一枚(^◇^;)
すっかりお腹もいっぱいになって大満足。
chisaちゃんご夫婦ともご一緒できて楽しかったです。
ありがとね。
いつも近所で会っているお友達と旅先で会うって言うのも
新鮮で良いですね。
生憎のお天気ではありましたが、
美味しい食事でほっこりとしました。
さあ、いよいよ明日はナイアガラへ向かいます。
5年間のアメリカ生活を終えて2009年4月末に無事帰ってきました。
老後の夢だった、「陽の当たるキッチンでひがな一日パンを焼き、ジャムを煮る生活」が、アメリカにて叶い満足気味、今はこれからの夢を模索中・・・
過ぎゆく時間の中で、感じた事、出逢った事、作ったもの・・・そんな日々の記録です。