のんびりいこう
パン作りにレース編み・パッチワークキルト、時々ちらりとアメリカンコレクタブルズ。
終日、お天気の悪く肌寒い土曜日でしたが、
夕方から、Coca Cola Parkに野球を見に行ってきました。
地元チームである、
Lehigh Valley Ironpigs
と
Rochester Redwings戦です。
もともと野球にはまったく興味の無い私でしたが、
アメリカの球場の雰囲気は好きです。
なんだかお祭りの日のように賑やかで楽しいんですよね~
・・・なんて書くと、
野球が本当に好きで球場に足を運んでいる人に
怒られそうですが。
試合開始1時間前にチケットブースに並び
とりあえず適当なランクのチケットを購入しましたが、
取れた席はネット裏のなかなかの席↓。
メジャーリーグとは違って、
客席とグラウンドの近さが良いですな。
ゲームが始まる前に、
ホットドックやナチョスでお腹を満たし、
さあいよいよ試合開始です。
・・・が、
寒ーーーーーーーーーいっ!!
震えるほど寒いっ。
ある程度見越して温かい格好で出掛けたはずですが、
それでも寒い。
フリースじゃ駄目だったか。
アメリカ人がダウンジャケット着てるくらいだから、
本当に寒いんでしょう。
せっかく席を取ったのに、
試合の半分は席を立って、
フードコート付近の風の来ないところや、
スタンド内をグルグル動き回ったりしながら
試合を見ていました(笑)
さてさて。
「Triple-Aの試合って、すごいアットホームなんだよ」
以前から旦那がそう話してくれていましたが、
その通りでした。
ストライクひとつに拍手喝采、
ヒット一本に大歓声。
ただ、先にも書いたように
客席とグラウンドがとっても近いので、
ファールボールがバンバン飛んできて、
見ている方としては油断できない感じ。
まあ、今回はバックネット裏の席だったので、
私たちの方へ飛んでくる事はありませんでしたが、
一塁側、三塁側、そして2階席へと
ボールが勢いよく飛び込んで行きました。
さて、肝心の試合ですが、
Iron Pigsは初回から5点を取られると言う苦しい展開。
そして、先発ピッチャー1回の途中で降板(大汗)
今期、あまり成績が良くないと言われているようですが、
うーん、大丈夫か??
Iron Pigs!!
その後の攻撃もままならないまま
二回で1点、四回に2点、そして九回で1点を取られ・・・
0-10で負け
うーーーーーーーーーーんっ
が、頑張れ!!
Iron Pigs!!
久しぶりに二人でゆっくり過ごせる日曜日。
特に予定も無く、かと言って家で過ごすのも勿体無かったので、
予てより旦那が行きたがっていた
Harrah's Chester Casino
に、行ってきました。
Casinoはスロットを中心としたマシンゲームのみですが、
建物の裏手にはレーストラックがあり、
Harness(ハーネス)と呼ばれる馬車レースが行われています。
まずは腹ごしらえ。
サンデーブランチバフェがあったので、
そちらへ。
一人約$13
ラインナップのお料理はそれほど多くないけれど、
まあ、これがメインじゃないからね。
味も悪くないし、お値段相応と言った感じ。
食後は軽く$10を入れてスロットを回して・・・
ルールが分からないまましばらく遊んでいましたが、
気がついたら$80になっていました♪
適当なところでキャッシュアウトしましたが、
うふふ、幸先良いですわ。私だけ。
隣で若干拗ねている人、ひとり。
それじゃあ、気を取り直して
馬車レースでも観にいきましょ。
と、
レーストラックへ。
ウォーターフロントの広い競馬場です。
今日は今シーズン初日という事もあってか
お客さんの多いこと。
私たちも折角なのでいくらかベットして
数レース楽しみました。
まあ、結果は全然駄目でしたけれど(笑)
その後は再び中へ移ってスロットマシン。
見た事の無い機種が色々あって
試してみたかったのに、
あまりのお客さん多さになかなか席が空かず・・・
それでもようやく見つけてマシンにて数時間。
増えたり減ったりを繰り返し、
かなりの時間遊ぶことができました。
結果として大きな勝ちは、
一番最初に$10が$80になっただけでしたが、
これで、ハイウェイ代と、
二人分のお昼ご飯、夕ご飯
そして一日遊ぶだけの金額が十分に出たので、
まあまあの成績と言ったところでしょうか。
キルト仲間のny-cafeさんと、もう一人お友達とで、毎年春にランカスターで行われているQuilt showへ行ってきました。
いつも同じ会場で行われているショーですが、昨年もやはりお友達みんなで誘い合って出掛けて、とても楽しかったので、今年も是非足を運びたいと思っていたのです。
ただ、昨年行われたのは4月の中旬。今年もその頃だろう・・・と思って、たかを括ってのんびりしていたら、今年の開催は3月の最終週末だった事が判明。
それを知った時には既に1週間の猶予もありませんでした。
慌ててny-cafeさんに連絡をし、何とか日曜日にお互いのスケジュールが一致し、出掛ける事が出来ました。
お馴染みのアダムスタウンを通り過ぎ、そこから約30分。
ランカスターにある、Conference Centerが会場です。
今年もたくさんの作品が展示されていて、かなりの目の保養。
昨年も同じ事を思いましたが、キルトという世界は本当に深いものだな・・・と感じます。
昔ながらのパターンを繋げたものは勿論、キルトで一枚の風景画を表現していたり、中には日本の浮世絵をキルトに興している作品もありました。
でも、やはり私はモダンなキルトよりは、昔ながらのキルトの方が好き(*^-^*)
後は、ここ数年作業をしつつも、停滞しているボルチモアキルトにどうしても目が行ってしまいました。
また、写真右上の、一番右側のホワイトキルト。
パッチワークなしの白い表布、芯、裏布の3枚を合わせてキルティングを施し、そのステッチの美しさを楽しみます。
キルト作業好きな私としては、いずれ一度は作ってみたい作品の一つ・・・うーん、飽きるかしら?
↑は、刺繍を施したキルト。
近頃の流行りか、去年は気が付かなかったのか、今年はこのような刺繍をふんだんに使ったキルト作品が多く目につきました。
このブルーのキルトは、柄の入り方や、色合いがとても素敵。
ブルーの生地も藍染のように(それとも実際藍染か?)染めにムラがあって、独特の雰囲気を持っています。
ちょっと「和」っぽい印象も。
キルティングは概ねマシンだったように思いましたが、所々トランプトにもなっていて、手が込んでいます。
このグリーンも素敵でした。本気で「欲しい」と思った作品。
立ち止まってみていたら、「ああ、やっぱりそれ好きだよね」と、お友達に納得されてしまった(笑)
中央はグリーンの小さな正方形のピースがまるでモザイクのように並んでいて、それでいて全然煩くないし。
中央がシンプルなパターンな分、周りの葉のアップリケが効いていて・・・
これが一枚部屋の中にあったら・・・うーん、ごろりと寝転んでしまいたい(爆) お昼寝キルトですか?!
こちらはアメリカ・キルトの中でも特殊な存在と言われているボルチモアキルト。
以前、お友達がタペストリーを作っているのを目にしましたが、ボルチモアキルトは本当にたくさんの技法が組み込まれています。
折り紙のように折って花の蕾を表現したり、花びら一枚一枚をアップリケして花の立体感を出したり。
作業一つ一つがとても細かくて、大変そうでしたが、やっぱり出来上がった作品は豪華でした。
お友達の作品や、写真の作品ほど凝った技法のモノではありませんが、私も今、作りかけのボルチモアキルトを早く完成させたくなってきました。
写真には撮りきれない程のたくさんのキルトを見て回った後は、楽しみにしていたお買い物♪
布屋さんをはじめ、道具屋さんもたくさん出店しているので、もうソワソワ。
色々厳選して買い物をしていたはずなのに、最初のお店で$40近くも布を買ってしまい愕然。
それでも諦めた布の方が多い・・・(ToT)
あとは、キルトライン用のテンプレートを1つと、本を一冊(これも2冊あったけれど1冊諦めた)。
「来年まで出会えないかも」「来年は来られないかも」
と、思うと居ても立ってもいられず、物欲の塊と化した一日でした。
キルトショーの後は、少しアーミッシュの人々が多く生活しているエリアを、ny-cafeさんに車で案内してもらいながらドライブ。
住宅地ものどかな田園風景で素敵でしたが、賑やかなストリート沿いにもキルトショップやギフトショップなど興味深いお店が並んでいて、もっと暖かくなったらじっくりと訪れてみたい町だと思いました。
旦那があるアーティストのコンサート情報を検索していたら、Cirque Du Soleilの「Saltimbanco」がペンシルバニアに来ている事を知りました。
場所を検索してみると、あら、意外とご近所。
「これは行かなければっ!!」
と、衝動的にチケットを取ってしまいました。
向かった先は我が家から車を北へ走らせること1時間。
Wilkes-Barreという街。
大きなショッピングセンターが立ち並ぶ、とても賑やかな街でした。
ラスベガスでの「Mystere(ミスティア)」「O(オー)」、フィラデルフィアで「Quidam(キダム)」、ワシントンDCで「Corteo(コルテオ)」に続き、とうとう5公演目となりました。
今回はCirque Du Soleil独自のビックテント(特設テント)ではなく、この街にあるWACHOVIA ARENAでの上演です。
「Saltimbanco(サルティンバンコ)」とは、中世のイタリア語で「ベンチを飛び越える」と言う意味で、「大道芸人」と言う意味もあるそうです。
ステージはある男女から子供が生まれるシーンから始まります。
その子供は自分のアイデンティティを探すという役割を演じており、ショーの中で様々なキャラクターへと変貌してゆくのでした。
アクロバット有り、ジャグリング有り、コント有り・・・。そして、独特の神秘的なシルクワールドにどっぷりと浸る事ができて大満足でした。
音楽も耳に残る印象的なもので、DVDは既に手元にあるのでCDを購入~
早速、車の中で聞きながら帰って来ました(^O^)
さて、11月にラスベガスに行くので(^^;;、今度は「KA」を観るぞっ!!
目的は「平成中村座 NY公演」でっす♪
前回は2004年の7月に来ていましたが、丁度この時は旦那が赴任したばかりの夏。私も7月の中旬に渡米という状況だったので、足を運ぶ事が叶いませんでした。
だから、この日が来るのをどれだけ待っていたか・・・
時折、手持ちの歌舞伎ビデオやDVDを見ては
「あー、歌舞伎見に(日本に)帰りたーい」
なんて、叫んだのは2度や3度じゃありませんよ。
18日と22日と同じ演目だったのですが(話せば長くなりますが、どうしても2回分のチケットを買わなくてはならなかったのです)、私としては内容をしっかり把握する意味でも2回見ることが出来て本当に良かった・・・(18日に一緒に行ってくれたお友達にも感謝!)
演目は「法界坊」という世話物。
主役である法界坊(中村勘三郎)の悪ぶりと滑稽さに会場は大爆笑でした。
幕間を挟んでの場では、怨霊となった法堺坊(とお組)の迫力に息を飲むほど。
派手な早替わりは現地人にも喜ばれていたように思えます。
勿論フィナーレはスタンディングオベーション。
歌舞伎の舞台ではなかなか見られないカーテンコールもアメリカならでは。
22日は千秋楽だったので、特に盛り上がったような。(18日にも見たので言える事ですが)
最後は観客の拍手が三味線の音に合わせて手拍子になっていたのがとても印象的でした。
アメリカで公演をする事を意識していたからか、なかなか普段の歌舞伎では見られないような演出もあり(役者を蹴飛ばす黒子とか、英語での台詞まわしとか)、私はとても楽しいと思いましたが、もしかすると「こんなの歌舞伎じゃない」とおっしゃる方もいるかも知れません。
でも、こうやって少しでも歌舞伎に対する敷居の高さを緩和して、もっと色々な人が気軽に歌舞伎を見てくれたら良いのになぁ・・・(って、私が言う事じゃありませんが)なんて、思った瞬間でもありました。
さて、千秋楽と言う事で、若干の期待をしていた私達。
何を?って?
「誰か芸能人が来てないかなぁ・・・」
って、ミーハーな事を考えていた訳です。
劇場に入ってしばしキョロキョロしていましたが、どうもそれらしい人は見当たらず、残念な思いをしておりました。
・・・が。
幕間の休憩時間の時。
私はお手洗いに、そして旦那は一度劇場の外にタバコを吸いに出ました。
女性用のお手洗いは案の定大混雑。ようやく席に戻ってきたのは、20分間の休憩時間も残すところ後5分となった頃でしょうか。
旦那は既に席についていたのですが、ようやく席に着いた私にこう言ったのです。
「タバコ吸ってたら、綺麗な藍染の浴衣を着た女の人が隣に来てタバコを吸い始めたんだよ。本当にすごく綺麗な色の浴衣でさ。ふと、足元から視線を顔まで上げて見たら、小泉今○子だった・・・」
えーーーーっ!!!
私も見たかったぁ~っ!!
「綺麗だった?綺麗だった?」
「うん、小柄で顔も小さくて。あの人ももう40歳とかだよなぁ。でも綺麗だった。タバコ持ってた手が震えた・・・」
あー、私も一緒に外に出れば良かったぁ~
がっくし。
でもそこは簡単には諦めず、その後休憩時間が終わるまでひたすら回りをキョロキョロ。
旦那も
「浴衣ですぐに分かると思う」
と、一緒に身を乗り出してキョロキョロ(^◇^;)
すると、休憩時間終了寸前にやって来ました。小泉今○子が!
「本物だぁ~。ほんとに顔ちいさーい。キレー」
しばし彼女を目で追い続けていると、オイオイ、席、結構近いんですけれど。
その距離10mくらい。そんな近くにいたのね。気がつかなかったわ。
しかも彼女の並びには柄○明と(多分)奥さん(お名前忘れちゃったわ)の姿も。
あー、かなり満足(^O^)
それにしても、やっぱり日本人客の多さが目立ちましたね。
そしてお着物の女性も多かったです。
やっぱり歌舞伎ってそういうイメージかしら?
私はカジュアルな格好で幕見席で見る歌舞伎も結構好きなんですけれど。
また是非とも(私が在米中に)アメリカで公演してもらいたいものです。
NYじゃなくても、DCくらいまでなら何とか追いかけられる・・・と思う(笑)
5年間のアメリカ生活を終えて2009年4月末に無事帰ってきました。
老後の夢だった、「陽の当たるキッチンでひがな一日パンを焼き、ジャムを煮る生活」が、アメリカにて叶い満足気味、今はこれからの夢を模索中・・・
過ぎゆく時間の中で、感じた事、出逢った事、作ったもの・・・そんな日々の記録です。