のんびりいこう
パン作りにレース編み・パッチワークキルト、時々ちらりとアメリカンコレクタブルズ。
先日こんな本を見つけまして。
パラパラ立ち読みをしてみると結構面白くて・・・
ついつい買って帰ってしまい、
読めば読むほど出掛けてみたくなりまして、
急遽、出掛けてみました。
丁度、旦那がアメリカで溜めていたホテルのポイントが残っていたので
コートヤード・バイ・マリオット東京銀座ホテルを予約して
都内一泊です。
初日に向かったのは人形町。
我が家からの路線的には水天宮前で降りるのが便利でした。
まずは水天宮さんへお参り。
お天気はイマイチな日でしたが
時期的に七五三のお参りの家族連れが多かったです。
その後は、人形町りから一本入った路地をブラブラ探索。
小さくて雰囲気のある商店が並びます。
さて、時刻はもうすぐ11時になろうかと言う頃ですが、
私たちの足はある場所へ向かっていました。
それは・・・
ちょっと写真が見難くてごめんなさい。
向かった先は「玉ひで」と言う軍鶏鍋屋さん。
宝暦10年(1760年)から続いているお店で、
親子丼の発祥のお店と言われています。
しかも親子丼の単品はお昼だけで
開店の11時半から13時までの間しか食べられないとの事。
毎日長蛇の列が出来ると言うお店なので
開店の30分前にはお店の前に着く予定にしていたのでした。
お店の前に着いたのは10時50分。
普段こういう事に並ぶと言う事をしない私にとっては
かなり早いと思っていましたが、
既に並んでいるグループが2組。
みんな一体いつから並んでいるのでしょう~。
私たちが並んだ後も、ドンドン列は伸びて行きました。
ようやくお店が開き、促されるままに店内へ。
さすが要所要所に店員さんが配置され、
お客さんの動きにも無駄がないように案内されます。
靴を脱いで靴箱の札を貰い、先に食券を買ってお会計を済ませます。
奥からドンドン席に着くとお茶とスープが出て来て、
あっという間に親子丼が目の前に・・・
吟味された軍鶏肉を使った親子丼の上に烏骨鶏の黄身が乗っています。
卵は勿論半熟でトロトロ~
たっぷりの卵でこってりとしているのかと思いきや、
これが意外とあっさりしていて、
スルスルと食べられるのに驚きでした。
だし汁とご飯の絡み具合も丁度良くて、
私好みの親子丼でした。
お店を出ると、まだまだ続く行列。
その後は、すぐそばに伸びる甘酒横丁へ。
こちらも古くは江戸後期から続く老舗が並ぶ商店街。
お豆腐屋さんにお菓子屋さん、つづらを専門に扱っているお店などなど
なかなか興味深いお店が立ち並んでいます。
そんな中、目をひいてしまった
「人形町駄菓子バー」(笑)
駄菓子を肴にお酒が飲めるお店です。
100種類を越すという駄菓子は500円で食べ放題。
その他、懐かしい揚げパンやハムカツなどもあるそうです。
再び人形町方面へ足を戻し、
玉ひでの並びにある喫茶店で一休み。
「喫茶去 快生軒」へ。
こちらも大正8年からつづく喫茶店。
作家 向田邦子が愛したという喫茶店のコーヒーを味わって
次の目的地へ。
5年間のアメリカ生活を終えて2009年4月末に無事帰ってきました。
老後の夢だった、「陽の当たるキッチンでひがな一日パンを焼き、ジャムを煮る生活」が、アメリカにて叶い満足気味、今はこれからの夢を模索中・・・
過ぎゆく時間の中で、感じた事、出逢った事、作ったもの・・・そんな日々の記録です。